2015年のベストアルバム10選
今年購入したCDで2015年に発売されたもののうちのお気に入り10枚(発売順)
ノミネートはこちらにまとめたものを参照
- Weekday Sleepers「Keep Left」
- いずこねこ,サクライケンタ「世界の終りのいずこねこ ORIGINAL SOUND TRACK」]
- コトリンゴ「Edible melodies ~TVアニメ 幸腹グラフィティ オリジナルサウンドトラック~」
- clammbon「triology」
- 音波ガール「音波ガール」
- トクマルシューゴ指揮 麦ふみクーツェ楽団「舞台 麦ふみクーツェ オリジナルサウンドトラック集」
- Jim O'rourke「simple SONGS」
- Maison book girl「bath room」
- BILLIE IDLE「ROCK"N"ROLL IDLE」
- アーバンギャルド「昭和九十年」
- Weekday Sleepers「Keep Left」
直球ガレージでハウリングさえ冴えてきこえる良マスタリング。
打ち込みながら音色を最小限に絞り込む潔さにグっとくるし、アフターワールドを描く敗退的な映画を形作る風景としてとてもふさわしい音。いずこねこの歌は不満だけどサントラ収録曲であるならこれでいい。
- コトリンゴ「Edible melodies ~TVアニメ 幸腹グラフィティ
オリジナルサウンドトラック~」
全35曲で最短曲が56秒とサントラらしく大量生産断片収録かと思いきや、どの曲のコトリンゴの作品としてありえていて、それでいてコトリンゴのオリジナルではみれない局面もみてとれる。ちなみにアニメは未見。
- clammbon「triology」
クラムボンの終りの始まりを予感させる、問題作。ミトさんの外仕事を意識的に聞くようになったからかサウンド的にミトさんの側に寄っているように思い、クラムボンじゃなくてミトムボンじゃねーのかなんて思いつつも、出来はバググンにいいんだよこれが。
- 音波ガール「音波ガール」
世に出てしまったポンコツサイバーテクノ。歌曲5曲とそのインストで成っているのでCDじゃなくてアナログで出すべきだったんじゃないのかと頭を抱えてしまう。なにより通して聞くと歌のメロディのへっぽこさとインストのバリバリサイバーな感じとのギャップにループを余儀なくされる。皮茶パパは早いところレディー・ガガに見つかってください。
- トクマルシューゴ指揮 麦ふみクーツェ楽団「舞台 麦ふみクーツェ オリジナルサウンドトラック集」
この小説にはどんな音がつくのだろう、と思っていたら思っていたとおりの音がついてきた喜び。でこぼこしていて変拍子で、不揃いのおにぎりみたいなとても愛らしい音たち。ただクーツェのステップ早すぎやしませんか、心臓の音でしょアレ。舞台未観覧
- Jim O'rourke「simple SONGS」
タイトルのとおりのシンプルな歌を最小限にして最上級のサウンドで飾る至高で至福のアルバム。ジムさんの歌ものは13年ぶりらしいけど、そんな感じが一切しない、こなれた感じがニクイ!
- Maison book girl「bath room」
4人によるユニゾン、ハモリ(?)、そして畳みかけ。ややイタめな歌詞を無機的に歌うことでちゃんと成立してる。これに合わせてメンバーが踊ったりオタクがコールいれたりするのを全く想像できないのが最高。
- BILLIE IDLE「ROCK"N"ROLL IDLE」
1stより2ndのこちらをエントリー。前作が「奥行き」なら今作は「広がり」をイメージさせられる。キャッチーなロック曲で攻めてくるのかと思いきやエレクトロなバラードも差し込んでくる果敢ぷり。にてもサウンドプロデュースのKEVIN MARKS一体何者なんだ
- アーバンギャルド「昭和九十年」
スプーンで世の中を抉り取るようなえぐみのある描写で、焦燥と悲壮感とあけっらかんがいっぺんに襲ってくる居心地のわるさがかつてない。世は戦中、みんな何かと戦っている。